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高麗人参で下痢になる?

実は高麗人参には副作用がいくつかあるのですが、そのうちのひとつに「下痢」があります。
なぜ高麗人参によって下痢が起きる可能性があるのか、そのメカニズムについて説明していきましょう。

高麗人参は腸を活発にしてくれる

まず知っておいてほしいのは、高麗人参には腸の働きを活発にする働きがあるということです。
腸の働きが悪くなる原因のひとつに、血行不良があります。
腸を動かすためのエネルギーを作るためには、酸素や栄養素が必要ですが、これらは血液によって供給されているのです。
血流が悪くなれば酸素や栄養素が減ってエネルギー不足になり、腸の働きが悪くなるのです。
高麗人参に含まれているジンセノサイドというサポニンの一種は、プラスミンという酵素の働きを活発にし、血液をサラサラにしてくれます。
また、アルギニンというアミノ酸の一種も含まれており、体内で一酸化窒素を発生させて血管を拡張してくれます。

この2つの相乗効果で血流が促進されれば、エネルギー生成量が増えて腸の働きが活発になってくれるのです。

腸の働きすぎが下痢を招く

ただ「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という言葉があるように、腸の働きすぎもよくありません。
ストレスなどによって腸の働きが活発になりすぎると、機能亢進性の下痢になってしまうこともあるのです。
すでに腸の働きが活発になっているところに、高麗人参の血流促進効果が加わると、腸の働きすぎによる下痢を招いてしまうことがあるのです。
「高麗人参を摂取したら下痢をした」というのは、こうしたメカニズムで起きているものなのです。

ただ、機能亢進性の下痢は必ずしも悪いものではありません。
なぜなら、下痢によって腸にたまった宿便などが排出されやすくなり、腸内環境が良くなるためです。
高麗人参によって起きる下痢は「好転反応のひとつ」とされることが多いので、摂取そのものをやめるのではなく、お腹の調子と相談しながら摂取を続けていくのが良さそうです。

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