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高麗人参と子宮筋腫との関係

体に良い影響を与えるとされる高麗人参ですが、中には悪影響が出る可能性が指摘されている疾患もあります。
子宮筋腫もそのうちのひとつですが、なぜ悪影響を与えるといわれているのでしょうか。

高麗人参の女性ホルモン様効果が問題

子宮筋腫は、女性ホルモンによって大きくなることが分かっています。
実際、女性ホルモンの分泌が盛んな時期に大きくなっていた子宮筋腫も、更年期に入って女性ホルモンの分泌量が減少すると小さくなっていくことが分かっています。
問題とされているのは、高麗人参の固有成分であるジンセノサイドの中に、女性ホルモンに似た働きをするものがあるということです。
米の自然医学の第一人者であるアンドリュー・ワイル博士はこのジンセノサイドの働きについて触れたうえで「子宮筋腫のような女性ホルモン依存性疾患の患者は、摂取すべきではない」としているのです。
これが、高麗人参が子宮筋腫に悪影響を与える可能性があるとされる根拠となっていたのです。

最近は関連性が否定されている

ところが、最近になってワイル博士の見解について、否定的な見解も出てきているのです。
女性ホルモンをはじめとするホルモンは、受容体と呼ばれる器官と結合することで効果を発揮するようになっています。
大豆イソフラボンなども、受容体と結合することで女性ホルモンに似た働きをする仕組みになっているのです。
この受容体の働きが、子宮筋腫に影響を与えているのです。
ところが、ジンセノサイドの女性ホルモン様効果は、女性ホルモン受容体が関係していないのです。
このため、子宮筋腫に影響を与える可能性は低いと結論づけています。
ワイル博士も最近の著書では、子宮筋腫とジンセノサイドの関係性については触れていません。

医学常識は、時代とともに変わっていくものです。
高麗人参は子宮筋腫に悪影響を与えるという現在の医学常識も、過去のものになってしまう可能性があるということかもしれませんね。

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