高麗人参の深い歴史

高麗人参は昔から漢方薬として使用されていますが、そもそもいつごろから摂取されるようになったのでしょうか。
高麗人参の歴史について、簡単に説明していきましょう。

2000年以上の歴史を持つ

高麗人参は、2000年前に著された中国の漢方医学の原典「傷寒論」にも登場しており、漢方薬としてかなり長い歴史を持っています。
ただ、現在でも栽培が難しいとされている植物だけに、当時は野生種以外に入手する方法はありませんでした。
このため、入手が極めて難しく、身分の高い人でなければ手に入れることはできませんでした。
健康のために高麗人参を愛用していたとされる秦の始皇帝も、そうした人物の1人と言っていいでしょう。
実際に栽培技術が確立したのは18世紀初頭、朝鮮半島においてです。
中国での栽培技術の確立は19世紀に入ってからで、それだけの歳月が必要になるほど、栽培の難しい植物だったということです。

日本での歴史は?

日本に高麗人参を伝えたのは739年、中国東北部にあった渤海国の使者だとされています。
当時、高麗人参は渤海国の財源のひとつで、国家儀礼における最高の贈り物だったとされています。
17世紀に入ると、日本でも高麗人参の栽培技術を確立させようという動きが出始めます。
1607年に徳川家康が、李氏朝鮮王朝から贈られた高麗人参の種の栽培を伊達政宗に命じたという記録が残っています。
実際に成功したのは1728年、日光御薬園においてです。
その後、高麗人参の栽培は全国に広まり、大陸から輸入する必要はなくなったのです。
20世紀の中頃まで、高麗人参は国産品が主流でした。
その後、国内産の高麗人参はコストが高いこともあり、徐々に市場性を失っていきます。
現在流通している高麗人参は、中国や韓国からの輸入品が大半となっています。

時代とともに廃れていくものが多い中、2000年を超える歴史を乗り越えて現在に伝わっているのが高麗人参なのです。
それだけ優れた効果を持っていたことの傍証と言ってもいいのではないでしょうか。

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