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高麗人参は自家栽培できる?

高麗人参の原産国である朝鮮半島や中国は、比較的日本に気候条件が近いこともあり、現在は日本でも栽培が行われています。
どうせなら自分で高麗人参を育ててみたいと思っている人もいるでしょうが、果たしてそれは可能なのでしょうか。

土作りが大変

結論から言えば「日本での高麗人参の栽培が可能である以上、自家栽培も不可能ではない」ということになりますが、問題は栽培には大変な手間がかかってしまうということです。
まず大変なのが、高麗人参を育てるための土作りです。
高麗人参は栄養豊富ですが、裏返せばそれは、土に含まれている栄養分をたくさん吸い取っているということです。
痩せた土では育ちませんので、時間をかけて栄養豊富な土を作ることになりますが、このときに化学肥料を使うのは厳禁です。
自然由来の肥料で土を肥やしていくことになりますが、高麗人参が育つようになるまでには1年ほど必要だとされています。

栽培期間が長い

次に問題になるのは栽培期間です。
高麗人参は春に植えて秋に収穫できるようなものではなく、栄養豊富に育つまでにはそれなりに時間がかかります。
最も栄養分が多いとされているのは、植えてから6年たった「六年根」というものです。
市販されているものでも、最低2~3年かけて育てたものなのです。
それだけの手間をかけるとなると、かなり大変なのではないでしょうか。

連作ができない

高麗人参が土の栄養分を根こそぎ吸い取ってしまうのは上に書きましたが、これは「連作障害」につながってしまいます。
つまり、すぐに同じ高麗人参を植えてもちゃんと育ってくれないのです。
そもそも野菜なども連作はダメで、同じものを同じ畑に植え続けることはできません。
高麗人参の場合はその期間が長く、次に植えるまでに10年前後が必要とされています。
自宅でこれだけの期間を置くことは、ちょっと難しいのではないでしょうか。

このように、高麗人参は育てるのに手間と時間がかかる植物です。
育てるのが可能であっても、実際に家で育てるとなると「ちょっと無理」ということになりそうですね。

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